金一志韓国伝統芸術院

KIM IRU CHI

「考える葦」  チョット賢く

20090322 

3月から芸術院のメンバーや生徒さんたちと一緒に、講師の先生を招いて「不定期不連続何でも講座?」を開催することになりました。    伝統舞踊に取り組むには、韓国の歴史や文化を学ぶことはもちろん必要ですが、それにとどまることなく日本やヨーロッパの音楽、舞踊、美術などに接したり、その歴史を学ぶこと、あるいは今に生きる人として社会との関わりを考えることなどが必要と考え「何でも講座」を開設することにしました。 チョットこの講座名はいけてないですね。次までにいい名前考えます。  第一回は「クラシック音楽の楽しみ」のテーマで、自宅で「VOICEPIANOCELLOORCHESTRA」と題してシューベルトのアヴェ・マリア、バッハの無伴奏チェロ組曲などを、演奏家による表現の違い、楽器による音色の違い、そして演奏家が何を表現したいかなどを、様々な演奏の聞き比べをしながらお話を聞きました。 

 クラシック音楽も舞踊と同じで、結局は人が身体を通じて表現するものですから、その主体である演奏家、踊り手の表現力はもちろんのこと、生き方や人間的成熟度が映し出されるのだなと改めて考えさせられました。      ちなみに私の携帯電話の着メロはバッハの無伴奏チェロ組曲第一番。そして一番印象に残り感動的だったコンサートはシンフォニーホールで聞いたヨーヨー・マのチェロでした。

  ヨーヨー・マ