金一志韓国伝統芸術院

KIM IRU CHI

2007「祈願舞」 韓国人原爆犠牲者慰霊祭

今年も8月5日、広島に行ってきました。
 原爆犠牲者慰霊祭で慰霊の舞を踊るのは今年で3回目となります。
 広島に原爆が投下されて62回目の夏を迎え、今年も当時と同じように強い日差しが照りつける中、「鎮魂の舞」を舞いました。
 先月には長崎への原爆投下について「しょうがないなと思っている。それに対して米国を恨むつもりはない」と述べた日本の大臣さんもおられました。
 本当に悲しむべきことです。
 日本が降伏するのは明らかになっていた時期に、なぜ原爆が投下されたのか?
 多くの被爆した韓国・朝鮮人はなぜ広島、長崎にいたのか?
 その後、生きていくうえでのさまざまな補償はされてきたのか?
 なぜ「韓国人原爆犠牲者」なのか?
今をしっかりと生きることは、歴史から学ぶことが必要ですね。
 悲しい歴史の出来事に思いをはせ、私たちは鎮魂の思いを込めて慰霊の舞を舞い続けていきたいとおもいます。